- .━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────
│ 子供の頃から
└───────
┌───────────
│ 自分が何でも
│ そつなくこなせるという
│ 自覚はあった
└───────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────
│ 努力を苦に感じたことはない
└──────────────
┌───────────────
│ それが自分にとって
│ 大切なこともわかってたし
│ 努力が叶う喜びも知っていた。
└────/───────────
∧_∧
( )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────
│ 有名大学に入ったよ。
│ 反対する者なんて誰もいない
└──────────────
┌──────────────
│ そこで始めたハンドボールで
│ インターカレッジに出場した。
└──/───────────
∧_∧
( )
/i [105].ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────
│ 有名大学を出れば
│ 出世できると、そう思ってないか?
└───────────────
┌──────────────
│ 半分当たりで半分ハズレだ
└──/───────────
∧_∧
( )
〈i [105].i〉
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────
│ 確かに大学のネームバリューは
│ 就活にある程度役立つ
└───────────────
┌───────────
│ ただそれ以降は
│ 本人の手腕あるのみ
└──/────────
∧_∧
( )
〈i [105].i〉
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────
│ 俺はその点でもぬかりなかった
└───────────────
┌──────────────────
│ 同僚がストレス社会やら行動の自由やら
│ クサクサほざいてるのを尻目に
│ 死ぬ気で仕事を覚えた
└──/───────────────
┌─────────
∧_∧ .│俺には努力という
( ) .│味方が付いている
〈i [105].i〉 └─────────
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────
│ 意外と簡単だったよ
│ 時代を切り開く発想力、提案力も
│ 当然大事だが
└────────────────
┌─────────
│ もっと重要なのは
│ 社交性と行動力だ
└──/──────
∧_∧
(ロ )
〈i [105].i〉
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────―┐
│ 仕事を確実に終わらせる .└――――
└――┐
│ 上司、取引先はもちろん
│ 同僚、後輩。仕事を共にするもの
│ 全員の情報を頭に叩き込み
│ 目を配る ┌───────────
└──\───────────│催事には必ず進んで出る
└─────/──────
┌──────────────
∧_∧ .│ 現場が円滑に回れば
(ロ ) │ 自然と自身の評価も高くなる
〈i [105].i〉 └──────────────
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────
│ 気づけば大手会社の
│ 社長秘書になっていたよ。 ┌──────────
└──────────── │ 最高に気立てのいい
│ ブスな妻と
│ 可愛い子供も持てた
└──/───────
∧_∧
(ロ )
〈i [105].i〉
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────
│ 俺の生き方は完璧だった。
└────────────
┌────────────────
│ 自分で敷いた最良のレールを
│ 一寸もたがわずに進んできたんだ。
└──/─────────────
∧_∧
< ロ )
〈i [105].i〉
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────
│ ……ただ、ひとつ
└───\─────
スチャ ∧_∧
彡 < )
ロ-(^ヽ [105].i〉
(___)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────
│ ……ただひとつの
│ 忌むべき欠点を理由に ┌────────
└───────────. │ 俺はここにいる
└──/─────
∧_∧
ミ (´<_` )
〈 ,<y> >
ロ-ロ (しi]つ'´)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| \ | ヽ :
┌───── \__,, --''' ヽ :
│ 俺は… ヽ:
└─\─── ヽ :
: | u i iヽ :
i y ::::::::::::::: | i |ヽ ヽ :
. : ,' i⌒',::::::::::::::::::::::::::::::: ∪ | ヽ ヽ :
: i / /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,‐--- ,, U / ゝ ヽ :
: /'/ i / ̄ ̄)ツ!__゚,, -‐::::::: / < --‐‐‐ヽ :
i /i ! ' ∠二i_::‐:::::::::::::: u / / ヽ 1 0ヽ :
ゝ i  ̄) / / | ヽ-‐‐‐‐‐ヽ :
: /_/! <二''' _ ,, -‐ _,, -‐' |_,,, -‐‐‐‐- ,,ゝ
ヽ! /  ̄) / ,, -‐' ┌─────―――――
. : |/ T''' ̄ ̄ ̄ / '' │
| | ソ | ド変態だったんだ…!
. : | | |
ヽ └─────―――――
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┌──────
│ ……はぁ
└───\──
::∧_∧:: .∧ ∧
::( / ) ):: (^Д^;)
::〈_ノ<y>i〉:: 0Y⌒Gヽ
( ⌒つ ´) (_(__ i]つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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ヘンタイ エレジィ
【 変 態 哀 歌 】
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- .
( ´_ゝ`)「人はどうして犯罪を犯すと思う?」
105番さんはよく通る低い声でボクにそう言った。
まっすぐにスッと通った高い鼻、涼しげな目。
彼は男のボクから見てもため息が出てしまうくらい整った顔立ちをしていた。
(,,^Д^)「どうって…いろいろじゃないですか?」
ボクは雑誌をペラリとめくる。
そこには流行りのファッションや俳優、最新の電化製品などが
こぞって自己主張をしているようにひしめいているが
今のボクたちにはまったく不必要なものばかりだ。
(,,^Д^) 「お金がないとか、恨みがあってとか、ただ単に楽しいだけとか。」
( ´_ゝ`)「“単に楽しいだけ”…か。」
105番さんはため息を漏らす。
( ´_ゝ`)「なら、犯罪を“楽しい”と思わせるような人格はどうやって作られる。」
ボクは前の同居人の言っていたことを思い出していた。
“人格は記憶から作られる” “人を動かすのは潜在意識”
(,,^Д^)「これまでの経験とかじゃあ…」
( ´_ゝ`)「俺はそうは思わん。」
(;^Д^)「…っ?」
105番さんは静かにかぶりを振った。
( ´_ゝ`)「俺の娘は1歳の頃、生まれて初めてトマトを口にして、すぐ吐き出した。
おそらく口に合わなかったのだろう。それからずっとトマトは嫌いなままだ。
この“トマトをまずいと思う人格”はどこから来ている。経験か?違うと思うね。」
( ´_ゝ`)「おかまバーに行ったことあるか?連中の半数以上はこう答えるよ。
“物心ついた時から心は女だった”ってよ。」
オカマ…?
なんだか以前こういう話を誰かとしたようなしなかったような。
ボクにオカマの知り合いなんていただろうか。
それはそうと、目の前にあぐらをかく105番さんの言葉には
妙な説得力が含まれていて、ボクは彼の意見の方に揺らぎそうになる。
( ´_ゝ`)「そりゃあ人格を作る要素の大半は経験だろう。
でも俺は確信している。
人格には記憶に左右されない、生まれついての“芯”があるってことを。」
105番さんの目元の深い彫りに影が落ちる。
俗に言う「イケメン」とはまた少し違う、大人の男の風格を漂わせるその人の
語る内容は決してかっこいい男のそれではなかった。
( ´_ゝ`)「だ か ら 俺 が 変 態 な の も 仕 方 が な い ん だ 。」
(;^Д^)「はいっ!?」
( ´_ゝ`)「事の始まりは小学校6年生。
風の強い日でね、帰宅途中目の前を歩く女子中学生の
スカートが大きくめくれてパンツがあらわになったんだ。
俺はそれを目撃した。」
( ´_ゝ`)「異常に汚ぇパンツだったんだよ。
あんな整った小奇麗な顔ですまして歩いてやがるのに
パンツはきったねえぇぇぇぇの!興奮したね!
俺はダッシュでトイレに駆け込んだ。精通だった。
以来俺はことパンツに関して異常に興味を示すようになる。」
( ´_ゝ`)「パンツはいい。女物がいい。シンプルがいい。レースもいい。Tバックもいい。Oバックもいい。
サニタリーもいい。媚びてるのもいい。勝負パンツもいい。ババくさいのもいい。
男物もいい。トランクスがいい。ボクサーもいい。一周回ってブリーフもいい。
ブーメランもいい。ふんどしなんか最高だ。
洗ったものよりも脱ぎたてがいい。体温を感じられる物がいい。
先刻まであいつの股間を守っていたのがこれで今はこれに守られていない。
それを考えるだけでゾクゾクする。
ふふ…パンツ…パンツ!」
彼の口調がだんだんと変わって、強いそれになっていく。
( ´_ゝ`)「パンツパンツパンツ!
パンツは人だ。パンツは世界だ!パンツは宇宙だ!!
パンツは心だ!パンツが汚ぇ奴は心もだらしねぇ!!
パンツは拠り所だ!一部のふてえ野郎を除いて皆パンツユーザーだ!
パンツ無しでは不安だろう!パンツがなけりゃ生きてけないんだよ人間はよぉ!
パンツは美だ!お前らのきたねぇみっともねぇ〇〇や××を
様式美に変えるんだああぁぁああああ!!!!
布切れだぞ!あんなちっちぇえ布切れが夢も!期待も!コンプレックスも!恥じらいも!
痛みも!失望も!愛も!葛藤も!思い出も!執着も!体温も!友情も!勇気も!
希望も!苦しみも!迷いも!涙も!マゾヒシズムも!感動も!偏見も!自尊心も!
全てを優しく包み込むそれがパンツなんだよおおおぉおぉぉおおおお!
ああああああああぁぁパンツが好きだあぁぁああああああ!!!」
彼の長い叫びはここで途切れた。
ただハァ…ハァ…と肩で息を切らし、長い指で額の汗を拭う。
(;´_ゝ`)「・・・・・・・・・・俺変態だろう?」
(;^Д^)「変態ですね…」
105番さんは右手で目元を覆う。
(;´_ゝ`)「わかってんだよ!?おかしいってのは。
止められないんだよ。下着を見ると理性が飛んじまう。
俺の罪状は下着泥棒。
干してるものを持ち去るなんて無粋な真似はしない。
正々堂々と使用中のブツを脱がして盗むという通り魔的犯行。
…2回捕まったよ。
1度目の逮捕で妻と子を失った。
…そうだよな。変態の家族はいらないよな。かわいそうなことをした。
2度目の逮捕。
そうだ、保釈後も歯止めは聞かなかった。だから俺はこうしてここにいる。」
(;^Д^)「・・・・・・なんで我慢できなかったんですか。
こうなるって、分かってたでしょう?」
( _ゝ )「・・・・・・ガマン?」
105番さんの目つきが変わる。
( _ゝ )「我慢だと!?」
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┌―――――――― / |__/ |
| じゃあ聞くがな… / |
└――――\――― ./ ,-‐‐i:::::::( ヽ( ヽヽi /
/ i ≡゚≡:::i::ヽ ヽ ヽヽヽ
| u :::::::::::::::::ゝ/ /
_,,, -‐‐|ヽ /三二::( /
/ , -‐''ヽ,ヽ ヽ. く‐-,
| _| i ヽ‐- -‐‐ | ヽヽヽ
/ ヽ____/ ̄ヽ \/ ヽ| ヽヽ
/ \ y | / _| ̄ヽ | )
| \ | ヽ__/  ̄ ヽ____//
\ \ |/ / |
\/-‐ '' \从从从从从从从从从从从从/
/ < お前だったらどうする…! >
/ /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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\从从从从从从从从从从从从从从/
< お前好きなもんはなんだ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
┌───────────
│ チョコレートですけど…
└──/────────
∧_∧ ∧ ∧
( #´_ゝ) (^д^;)
/] _]二ア /G⌒Y0
〈 __) と[i __)_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\从从从从从从从从/
<我慢できるのか! .> ┌──/─────────
<チョコ食うのが! > │ 犯罪なら我慢しますよ…
/∨∨∨∨∨∨∨∨\ └─────\从从从从从从从/
<我慢できるか!>
<そうかい畜生!>
/∨∨∨∨∨∨∨\
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\从从从从从从从从从/
<例えが間違ってたよ >
<なら性欲はどうだ! > \从从从从从从从从从从从/
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨\ < お前も男だろう! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
∧_∧ ∧ ∧
( #´_ゝ) (^д^;)
/] _]二ア /G⌒Y0
〈 __) と[i __)_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\从从从从从从从从从从从从从/
< 性欲を発散せずに >
< 生きていられるか!?なぁ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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┌――――――――. /', /ヽ
| ボクそもそも / ', / ヽ
| 性欲ってものが / .', ./ ヽ
| あんまり……. / ┴‐/ ヽ
└――――\――― |/ ヽ
/ /`ヽ /`ヽ, i
/ ! | | i i
i ___ ∪ i
i | ヽ /
' , └――┘ ヽヽ/
' ‐- ,,___ / |\
/ \ / __ヽ.\
/ ,ゝ \ / \ \
/  ̄ ̄ヽ y / ̄ ̄ ヽ
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
≪ ああこんなにも分かり合えない奴だったとは! ≫
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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\从从从从从从从从从/
<性欲無いって >
<どういうことだよぉ!\从从从从从从从从/
/∨∨∨∨∨∨∨∨\ お前いくつだ! >
∨∨∨∨∨∨∨∨\
┌──────
│ 21ですけど
└──/──\从从从从从从/
< 変態か! >
ドンドン ∧ ∧ /∨∨∨∨∨\
Ο (^д^;)
,-−- /l/l .ilii /G⌒Y0
と_) _i]つ; ゝ)Ο从 と[i __)_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────────/──
│ 変態は105番さんです。 \从从从从从从从从从从从/
└─────────── < そうか!そうだな! >
< 悪かった! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハア…ハア… ∧ ∧
(д^ ,,)
,-−- /l/l /G⌒Y0
と_) _i]つ; ゝ)0 と[i __)_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────―――──┐
│ …「お前だったらどうする」. └――――――――
└────────────┐「もしお前ならどうなんだ」
└\──────────
∧ ∧
(,,^д^)
,-−- /l/l 〈m<y>つ
と_) _i]つ; ゝ)0 と[i __)_) [三三 -3
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─/──────────
│ 105番さんの言い回しで
│ お尋ねしますが…
└────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌―――――――┐. /|
|「もし」 / | /|
|あなたが / | / |
|生まれついての / ..| / |
|殺人衝動の. /  ̄ ̄ |
|持ち主なら / 人
└――――\――┘ | /| ',
', ' ! i
' , /
ゝ=======ヽ〃 ='/ ┌―――――――――――
/┌――――┐ ヽ ̄ | あなたは殺すんですか?
/ | ( ) ' ̄/ | ヽ. └――/――――――――
/ | .( ) ./ .| ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────
│「ただただ殺したい」
└─────────
┌─────
│「人間を」
└─────
┌──────
│「無差別に」
└──────
∧ ∧
(,,^д^)
,-−- /l/l / ∪∪
と_) _i]つ ゝ)0 と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────────
│ 「殺して殺して殺して殺して
│ ぐちゃぐちゃにしてみたい」 .┌────\─────────
└───────────── │それが悪い事だと分かっていても
└──────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────
│ そんな衝動が自分にあるなら
│ 「どうします?」
└───\──────────
∧ ∧
(^д^,,)
,-−- /l/l / ∪∪
と_) _i]つ ゝ)0 と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────
│ ボクなら自殺しています
└───────────
┌────────────
│ 罪を犯してしまうその前に
└───\────────
∧ ∧
(,,^д^)
,-−- /l/l / ∪∪
と_) _i]つ ゝ)0 と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────┐
│ どんな理由であれ .|
└─┐ └――――――
│周りに危害を及ぼす人間なんて
│淘汰されるべきですよ
└───────\──────
∧ ∧
(,,^д^)
,-−- ∧_∧ / ∪∪
と_) _i]つ´_ゝ)0 と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────/────────
│ そういう人は
│ 間違って生まれてきたんだ。
│ 生きるべきではない
└──────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────
│ ・ ・ ・ ・ ・ ┌────────
└───── │ ふざけんなよ
└──/─────
∧ ∧
(,,^д^)
,-−- ∧_∧ / ∪∪
と_) _i]つ´_ゝ)G と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
\从从从从从从从/
< じゃあ何か! >
/∨∨∨∨∨∨∨\
\从从从从从从从从从从从从/
< 俺に変態だから死ねってか >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
∧_∧ ∧ ∧
( #´_ゝ) (д^;)
/] _]ニア ∩y>m〉
〈 __) と[i __)_)[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───/─────
│ …そういう意味じゃ
└─────────\从从从从从从从从从/
< そういう意味だよ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
< 俺は完璧なんだ! >
< そこらへんのカスな野郎より >
< よほど価値のある生き方をしてきた! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
/|/| _ ∧ ∧
/ ) , ;)l (д^; )
ヽ <y> ノ 〈m<y>m
( ⌒つ ´) と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
< ちょっと性癖がアヴァンギャルドなだけだぞ! >
< なんで淘汰されなきゃならねえんだ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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\从从从从从从从从从从从从从从从/
< 「自分だったら自殺してる」だぁ?>
< 寒々しいこと言いやがって! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
/|/| _ ∧ ∧
/ ) , ;)l (д^; )
ヽ <y> ノ 〈m<y>m
( ⌒つ ´) と[i __)_)[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
< 他人事だから言えるんだよ! >
< お前だってなぁ! >
< 明日ふいに目覚めるかもしれねえんだぞ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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\从从从从从从从从从从从从从从从从从/
< あああああああああ下等下等下等ぉ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
\从从从从从从从从从从从从从从从/
< 皆俺を下等者扱いだぁぁぁぁっ! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
∧ ∧
.. .. ... .. .. (д^; )
: γ⌒ ( ;>> : /m<ym
: と[i_)_i]つG) : と[i __)_) [三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\从从从从从从从从从从从从从从/
< あああああああああ >
< あああああああああ!!! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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フッ… ∧ ∧
ヒグッ… (д^; )
: γ⌒ ( >> : と<y>Oヽ
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────―――
│ 105番さん ┌──────────────────
└───\─.│お前は「淘汰されるべきだ」と言うけどよぉ…
└──/───────────────
∧ ∧
. . . . . . (д^; )
: γ⌒ ( >> : と<y>Oヽ
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────┐
│ 完全に無害な人間なんぞいるもんか. |
└─────────────┐ └───────
│程度が違うだけなんだよ
└──/────────
/
∧ ∧
.. ... ... .. .. (д^; )
: γ⌒ ( >> : と<y>Oヽ
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───/───────────――┐
│ それなのにお前らは |
│ 度が外れた人間を見下し笑うんだ. └──────────
└───────────────┐自分が安心するために…
└──────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────
│ あ…あの…
└──────
┌──────
│105番さん…
└───\──
∧ ∧
... .. .. ... .. (д^; )
: γ⌒ ( >> : と<y>Oヽ
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────
│ 程度も何も /', /ヽ
└─────── / ', / ヽ
/ .', ./ ヽ
┌────────── / ┴‐ .' ヽ
│ 泥棒は犯罪ですから |/ ヽ_ ヽ
└────\───── / /`ヽ /`ヽ, i
/ ! | | i i
i ___ i
論点ズレテマス i | ヽ /
' , └――┘ ヽヽ/
' ‐- ,,___ / |\
/ \ / __ヽ.\
/ ,ゝ \ / \ \
/  ̄ ̄ヽ y / ̄ ̄ ヽ
\∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/
≪ ≫
≪ ┐| | | ≫
≪ └┼―- ,,. ―┼― ―┼― ―┼― | | ≫
≪ | ) , ┼┼ . , ┼┼ , ┼┼ | | ≫
≪ | / (_'メ ). (_'メ ) あ あ (_'メ ) . . ≫
≪ ≫
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\从从从从从从从从从从从从从从从从/
< わあああああああああああ!! >
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
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< うおおおおおおおおおおおおおお!! >
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っ ∧ ∧
. .. . . . っ r(д^; ヒヽ
: γ⌒ ( >> : ` <y> i‐'
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ[三三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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\从从从从从从从从从从/
<あああああああああ!!>
/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
┌─────────
│ あの…105番さん
│ ごめん?なさい
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っ ∧ ∧
. .. . .. . っ (Д^;,)
: γ⌒ ( >> : と[i__ [ヽ
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ [三三
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│ボクが言い過ぎ?ましたから…
└──────────\从从从从从从从从从从从/
<あああああああああああ!>
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│ 105番さ…
└────\从从从从从从从从从从从从/
<あああああああああああああ>
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っ ∧ ∧
っ (Д^;,)
: γ⌒ ( >> : と[i__ [ヽ
: と[i_)_i]つG) : (_(__ i]つ [三三
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シュッ
∧ ∧ _ニヘ_∧
(Д^;,) ─ニ' _ゝ)
と[i__ [ヽ ─ニ三二つ
从从/ (_(__ i]つ \ )\)ヽ、,,,,-=ニ.`)
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│ ト ラ ン ク ス
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バッ
∧∧ ∧_∧
(; Д) ( ´_ゝ) ピラッ
ミヽ Y /彡 (´つ ̄G
ci⌒) J/^) と[i )゙ー^┘
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\从从从从从从从从从从/
< わああああああ!! >
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